2018年02月24日

最近のマイブーム(本)

今週は特に書くことがないので、最近はまってる本のことを書きます。
はまってると言っても、歴史ものであることに変わりなく、数年前は黒岩重吾の古代史にハマってましたが、最近は幕末~日露戦争あたりまでの本をよく読んでます。
乱世というのは若い逸材が多出するなとつくづく思っている次第。
それも今の私の年齢より若い年齢で死んでると思うと、何やってんだろ自分と思わなくもない。

基本的に私は大正義司馬遼太郎等のメジャーな作家の本は後回しにして、少しマイナーな本ばかり読んでるし、教科書にも登場しないような一般人はあまり知らないような人物ものばかり読んでます。
「坂の上の雲」とか「燃えよ剣」とか電子書籍で買ってはいるがまだ読んでない。
とりあえず、人物と簡単な紹介と読んだ本について書こうと思います。
あと、基本的に判官贔屓なので佐幕が多いです。

■河井継之助(かわいつぎのすけ)
 越後長岡藩藩士。郡奉行に抜擢されて借金大国だった藩財政を改革し、黒字にし、かつ最新武器(当時日本に3台しかなかったガトリング砲を購入したり)を揃えるほどになる。戊辰戦争後は新政府側にも幕府側にもつかず中立にいたかったけど、新政府軍の軍監のバカがしでかして北越戦争勃発。その際にガトリング砲ぶっ放してたけど傷を追ってそのまま、戦死した。豪放磊落で破天荒な性格で、面白い人生歩んでるので誰が書いても面白い小説になる。
個人的には高杉晋作に似ているところがあるなと思う。陽明学大好きっ子(高杉晋作も陽明学派)。
本:芝豪「河井継之助」、司馬遼太郎「峠」(未読)

■山田方谷(やまだほうこく)
 備中松山藩藩士。河井継之助の師匠。20才で士分に取り立てられ、藩校の筆頭教授となる。藩政改革で財政の立て直しに貢献。戊辰戦争で藩主板倉勝静は幕府軍についていた(徳川吉宗の玄孫ということもあり)けど、周辺諸国が新政府軍なので、松山の領民救う方が大事ということで勝静を隠居させて開城したお方。やはり陽明学者。Wikipediaによると備中聖人。
本:芝豪「天命」

■小栗忠順(おぐりただまさ)
 幕臣。小栗上野介。日米修好通商条約で渡米してそのまま世界一周して帰ってきた人。勝海舟にも勝る開国派で、幕府の財政再建、洋式軍隊の整備、横須賀製鉄所の建設、装備品の国産化の推進などの先進的なことを保守的なおバカ上士に囲まれ首に何回もされながら、実現したお方。戊辰戦争後、新政府軍が江戸侵攻する際には徹底抗戦を訴え、箱根での挟撃戦を唱えるも戦下手の徳川慶喜に取り上げてもらえなかった。この策を聞いた大村益次郎は「この策が実行されてたら、我々の首はなかった」とびびったとのこと。
罷免されて田舎に隠遁してたけど、特になにもやってないのに新政府軍に捕縛されて斬首と可哀想なお人。
本:木村直巳「天涯の武士」(漫画)←西郷さんが超悪役。

■児玉源太郎(こだまげんたろう)
 長州支藩の徳山藩藩士。陸軍大将。父とは5才で死別、姉婿に養育されたけど13才のときに佐幕派のテロで姉婿が斬殺される。戊辰戦争にて初陣を飾り、下士官から順調に出世し、台湾総督になって、内務大臣にまで上り詰める。日露戦争のときには任せられる人物が他に居ないということで降格人事で参謀本部次長になり、日露戦争の実質的な総指揮官として勝利に導く。冗談好きで、遊女を嫁にして子供を11人産ませながら、女遊びもする精力抜群の人。身長は低かったようです。江ノ島にこっそりある児玉神社には行ったことがあるけど、人はあまりいない。
本:古川薫「天変の椅子 日露戦争と児玉源太郎」(※天変の椅子は総理大臣のこと)

■立見尚文(たつみなおふみ)
 桑名藩士。幕軍ながら最終的に陸軍大将までなった稀有な方。桑名藩の時代に松平定敬(容保の弟)の小姓となり、戊辰戦争中は桑名藩の雷神隊の隊長として戦いまくる不敗の将軍。北越戦争では奇兵隊参謀時山直八を討ち取ったりもしている。会津若松等でも戦うが、最終的には降伏。新政府では裁判官なことをやってたけど、西南戦争に呼び出されてからは軍属となって、日清戦争で少将、日露戦争では中将として活躍する。薩長出身の将軍もビビって頭が上がらなかったとのこと。
本:中村彰彦「闘将 立見鑑三郎」←面白いわけではない

■新撰組
 言わずと知れた新撰組。試衛館出身以外の組長等も覚えてきた。今は浅田次郎「壬生義士伝」を読んでます。新撰組の一部の幹部(近藤勇、土方歳三、沖田総司、芹沢鴨、山南敬助、藤堂平助、原田左之助、伊東甲子太郎)が今の私の年齢より若い年で死んでるんだなあといろいろ思った次第。。。

あと、面白くなかったので上げませんでしたが、大山巌(西郷隆盛の従弟。日露戦争総大将)や楢山佐渡(盛岡藩主席家老でやはり藩政改革したお方)なども読みました。
それ以外に今後読もうと思っているのは新政府軍側ですが、山田顕義や桂太郎、西郷隆盛、陸奥宗光あたりが主人公のものを予定してます(もう購入済み)。
今年はあまり追加で買わないでおこうと思ったら、すでに積読本が750冊近くなってる。。。
年間200冊読んでるのに、それでも増えていくとはなあ(ほとんど電子書籍ですが)。
posted by 士季 at 16:34| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月06日

2017年読書数

明けましておめでとうございます。
読書メーターより昨年の読書数は以下の通りでした。

2017年の読書メーター
読んだ本の数:232冊
読んだページ数:71374ページ
ナイス:1709ナイス
感想・レビュー:232件
月間平均冊数:19.3冊
月間平均ページ:5948ページ

月15冊を目標に、年200冊読めたらいいなあと思っていたら、後半よく読んだこともあり、なんなくクリアしました。
「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」などの推理小説をのめり込んで読んだため、結構行ってるような気がする。
あと後半は勤務先が変わり、遠いところになったので通勤時間(往復2時間程度)で結構読んでるような気がします。
今年もそれぐらい読めればいいかなあと思います。

積読本が700冊以上あるのでさばいていきたい。
電子書籍は割引セールあるからついつい買ってしまうのだが、今年は自重したい。
posted by 士季 at 22:57| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月10日

後漢書全巻読破

自他共に認める歴史、特に中国の歴史ヲタですが、後漢書の邦訳版を全巻読み切りました。
歴史ヲタでも専門書はともかく史書まで読むという人は大分少ないはず。
もっとヲタなら原著を読むべきでしょうが、漢文は読めないというか語彙が難しすぎて無理。

後漢書は中国の後漢王朝について書かれた歴史書。
中国では正史として二十四史がありますが、そのうちの一つ。
後漢なので三国志とかぶるところがある。
列伝では董卓や袁紹などの群雄は後漢書と三国志の両方にある。
荀彧や孔融など魏の人物も入っている(魏王朝成立前に死んで、かつ後漢王朝の方に義を尽くしたからか?)。
ちなみに編者は南北朝時代の南朝宋の時代の范曄。

正史で全邦訳版が出ているのは、史記、漢書、後漢書、三国志のみ(たぶん)。
特に後漢書以外は文庫本で発売されているが、後漢書だけはない。
邦訳版として岩波書店のものと汲古書院のものがあるが、読んだのは岩波書店の方で1冊あたり大体一万数千円するのが11冊なので結構高額です(新品で勝ったわけではないですが)。
汲古書院のものの方が志という天文・地理・礼楽・制度の歴史が書かれたものも訳されてますが、全19巻あるみたいです(Wikipediaで見て知りましたが)。

とりあえず10巻分(残り1巻は索引だけなので)読み切ったので達成感はあります。
やっぱり一番面白いのは光武帝の頃の動乱期(この時代も建武の中興と言えそうだが、どうなんだろう)。
先の宮城谷先生のサイン会でもらった呉漢もその一部将です。
あと、史書を読んでて上奏文とかありますが、難しい語彙を使ったり古典の引用をしたり、こんなに難しく書いてお馬鹿な皇帝は理解できるのかと思った。
あまり難しく書きすぎて意味分からないから、諫言や箴言を却下しているのではないかとも邪推してしまった。
霊帝、献帝の時代だと三国志とかぶるので、三国時代を理解したり、三国志の小説を書こうという人は後漢書を読む必要がありますね(三国志に書いてないけど、使えそうなネタが結構ある)。
例えば、三国志に全く登場しないけど、董卓に口答えして謝らせた上、何もさせなかった硬骨漢で蓋勲(がいくん)という人物がいる。

邦訳で全訳出てるのは読み切ったので、あと中国者の歴史書で読むとしたら、邦訳注の資治通鑑と十八史略くらいですかね(中国は)。
次は一風変わってローマ帝国衰亡史(ギボン著)かローマ皇帝伝(スエトニウス著)をのんびり読もうかと思います(間違って単行本版を購入してしまった)。
posted by 士季 at 18:29| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月23日

読書1200冊突破

読書メーターで読書記録を取り始めて1200冊目に到達しました(漫画は含んでません)。
2648日目で到達なので約7年3ヶ月です。
1年あたり約165冊で、1月あたり約14冊程度です。
大半が歴史モノで専門書も多いので読むスピードはそんなに速くはないですね。
読みたい本がまだまだあるので全く時間が足りない。。。

積読本(電子書籍含む)足したら2000冊くらいなるので、全部書籍として並べられたら壮観だろうなあと思う。
でかい家で書斎があれば・・・と思わなくはない。
今は漫画も含めて電子化しているので、せいぜい家に書籍としてあるのは数百冊程度です。

posted by 士季 at 20:41| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月19日

真空のからくり


真空のからくり.jpg基本的に私の読書は歴史モノと推理小説に偏ってますが、たまに数学や物理、宇宙関連の本を読んでます。
今回読んだのは「真空のからくり」という本です。
思いっきり量子力学というか素粒子物理学の本でした。

真空とは一般的に知られているのは「何もない状態」のことだと思います。
古典物理学では、その意味で誤りはありませんが、量子力学では何もない状態はありえないのです。
Wikipediaで一応の定義を見てみると、量子力学では「十分な低温状態下を仮定した場合に、その物理系の最低エネルギー状態」と定義されているらしいです。

なぜ量子力学では何もない状態がありえないかというと、量子力学には不確定性原理というものがあります。

不確定性原理は「ある粒子の運動量と位置を同時に正確に知ることは原理的に不可能であること」を言います。

位置を正確に測ろうとすると、運動量(まあ速さです)は正確に測れず、逆も然りという原理です。
量子力学上、この位置の誤差と運動量の誤差の積が一定値以上であることが導き出されるためです。
正確に知るということは誤差が0で、これは上記の積の値が0となり、一定値より小さいことと矛盾するため、不可能ということです。
この式を操作すると、同様にエネルギーの誤差と時間の誤差の積が一定値以上であることが導き出されます。
正確なエネルギーを測ろうとすると、いつの時点で測定したのかが不鮮明なるということです。

何もない状態ということはエネルギーが0で確定できている状態なので、これはありえないことが不確定性原理より言えます。

では、何が起きているかというと電子対生成と電子対消滅が起きてます。
電子対というのは電子と陽電子のペアで、何もないところは電子と陽電子のペアの生成と消滅が延々と繰り返されており、観測できるレベルではなにもないけど、人間では観測できない時間内ではこの生成、消滅がされているという。
間接的には実証されているみたいです。

この辺りは知識としては当然大学で学んでいるので知っていましたが、この不確定性原理により量子力学レベルではエネルギー保存則が破られてもいいというのは盲点でした。
物理を学んでいるとエネルギー保存則等の保存則が成立していて、破れていることはないと思い込んでましたが、量子力学レベルの時間スケールでは破れても問題ないというのを不確定性原理と結びつけて考えることはなかった(もしかしたら授業では言っていたかもしれませんが)。

なかなか勉強になりました。
素粒子物理学では多くの日本人物理学者が活躍し、ノーベル物理学賞の多くはこの分野で受賞してます(湯川秀樹、朝永振一郎、小林誠、益川敏英、南部陽一郎)。

posted by 士季 at 22:52| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月06日

Cover Story Basic復活?

紙の本も大量(積読本で200冊くらい?)にありますが、電子書籍はもっと多い。

それはともかく電子書籍のリーダーとして今はなんだかんだで、
スマホ
タブレット(IPad mini)
Sony Reader
Cover Story Basic
の4種類持っている(PCでも読めるけど略)。

初めて買ったのは韓国製のCover Story Basicだったが、ある時起動しなく成ったので押入れに片付けて放置していた。
湯船に浸かりながら読むようにジップロックかなんかで水気が極力つかないようにしながら、使用していたのだろうがなんかつかなくなった。
今は代わりにSony Readerの方を潰れてもいいやという感じで特にカバーもつけずに何年も湯船に浸りながら読んでるが意外とつぶれないもんです。

で、押入れを片付けていたら発掘したので、試しに充電してみて電源押したら、なんと起動した。
問題なく本も読める。
ちょっとびっくり。
まずは紙の本を読むのが主なので出番は少ないが、また気が向いたら読んでみよう(つかなかったりして。。。)
posted by 士季 at 23:50| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月01日

2016年読書数

明けましておめでとうございます。

読書メーターより昨年の読書数は以下の通りでした。

2016年の読書メーター
読んだ本の数:220冊
読んだページ数:68336ページ
ナイス:1724ナイス
感想・レビュー:220件
月間平均冊数:18.3冊
月間平均ページ:5695ページ

2015年は150冊くらいなので冊数的には約1.5倍ですが、ページ数的には約1.3倍でした。

Newtonの短いやつやら200ページ程度の短めなのも読んでいたっぽいです。

久々に長期出張があったのでそこでよく読んでいたり、通勤時間が長かったのもあるかもしれない。

2015年頃は日本の平安時代より前の本(主に黒岩重吾)に手を出し始めましたが、2016年は江戸時代以降に手を出し始めました。

江戸時代以降は主に忠臣蔵と幕末です。

幕末も開国派ではなく、佐幕派・・・特に河井継之助や立見尚文といった比較的マニアックな人物です。

今年はこれだけ読めるとは思いませんが、月15冊程度は読んでいきたいところです。

posted by 士季 at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月04日

曹操墓の真相

曹操墓の真相.jpg曹操の墓が本物だろうという報道を見て、改めて「曹操墓の真相」という本を読んでみた。
この本は曹操の墓が発掘されるまでのドキュメンタリーを述べているものです。
そもそも曹操の墓は正史「三国志」によると、曹操の遺命でだいたいの場所は指定されてましたが、具体的な場所までは判明されておりませんでした。
そんな中、1998年に盧潜(曹操死後の約120年後の後趙の偉い人)の墓誌に故の魏の武帝の陵からどこそこにあると具体的な場所を教えてくれている墓誌が発見された。
まだそのときは注目されてなかったが、2003年に具体的な場所を発表したら、考古学者だけでなく、盗掘者にまで注目されてしまう。
2005年から盗掘されてしまい、2006年に政府にも報告が上げられて、警備を強化してくれとか発掘調査させてくれと報告するものの、政府は帝王陵は保護の観点から発掘しちゃいかんという始末。
2007年12月末に大規模に盗掘されてしまい、重さ200~300kgの画像石という石片(石版)まで盗まれてしまう。
ここに来てやっと政府も重い腰を上げて、2008年11月に認可が降りて、2008年12月に発掘開始という流れとなった。
盗掘されたから発掘できるというのは皮肉なもんです。
その後、盗掘者どもを捕獲したりして、盗掘されたものはいくらか戻ってきているみたいです(画像石とかがそう)。
この墓の主は60歳代の男性であり、あと女性の遺骨が2体(20代と50代)が発見されている。
この本に書いてましたが、頭蓋骨にある縫合線というものができる年代があるみたいで、それの有無によって年齢がわかるみたいです。
あと副葬品に魏武王という文字や文字の書体やから考えて時代的にも合っていることや墓の規模から、曹操だろうと言われてます。
この本ではドキュメンタリー風に発掘現場の状況やらが詳細に書かれていて、発掘で器物破損したりしたらとかプレッシャーがあったり、またいよいよ曹操の墓に突入するという興奮や緊張具合が書かれていて、その気持が十分伝わってくる内容でした。
曹操大好きな私でもこの本を読んでる最中ドキドキしたもんです。
発掘物の画像やら陵墓の画像もカラーで掲載されているので良い資料です。

本当に残念なのは歴史的価値=金ぐらいしか考えてなさそうな盗掘者どもが墓を荒らしたせいで、曹操らしき頭蓋骨が墓の前に放り出されてたり、棺自体なくなってたり(女性のものはある)したのは本当に苛立たしい。
もしかしたら曹操をより特定できるものがあったかもしれないのに。
この本自体は2010年のものなのでまだ曹操の墓だと十中八九くらいしか思われておらず、もしかしたら夏侯惇の墓かもという説もあった。
夏侯惇は曹操とほぼ同時期になくなっている(1ヶ月後)し、曹操との親密具合から墓の規模も同程度でもおかしくないということらしい。
もし曹操の墓だったら、曹操墓を中心に陪陵(諸侯や重臣の墓)が周りにあるはずだから、それが発見されればさらに確かになる。
まだ情報がない(この本では)一号墓がそれに相当するかもしれないので、その辺の情報が待ち遠しい限りです。
ある陵墓の墓主が誰なのか確定するのに30年くらいかかったこともあるみたいなので、まだまだ確定するには遠いかもしれませんが、いつの日か明らかになる日を楽しみに待ちたいと思います。
posted by 士季 at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月17日

四色問題

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読書メーターで登録し始めて1000冊目になりました。

累計33万ページでだいたい1冊につき332ページ程度のようです(青空文庫とかで数ページしかないのも含んでますが)。

1000冊はともかく、33万ページって言うと滅茶苦茶読んでるなあと思ってきます。

さて1000冊目になったのがタイトルの四色問題という本です。

四色問題は1852年にフランシス・ガスリーが発見?し、1976年にヴォルフガング・ハーケンとケネス・あっペルにより証明された問題です(証明されたので現在は四色定理です)。

証明されたときには朝日新聞にも掲載された。

地図製作者は経験的に知っていたようなので上記で発見?と書きましたが、本当かどうかは不明確でした。

四色問題は至ってシンプルでどんな地図でも隣り合う国を色違いで塗るには四色あれば可能であることです。

点で接する国同士(対角の関係にする国)は隣とはしないので、同じ色でもOKです。

フェルマーの最終定理もそうですが命題が単純なほど意外と証明は難しいものです。

また単純だから一般の人もこの問題に取り組み、「不思議の国のアリス」等の著者のルイス・キャロルも挑戦したようです。

問題が提起された頃はあまり反響もなく比較的無名な数学者が取り組んでいて、一流の数学者からは「三流の数学者しか取り組んでいないから証明されないだけで、一流の数学者がやれば簡単に証明できる」といって取り組んだたら、途中で挫折したという話もあるとか。

一般の人があまり知ることがない四色問題ですが、「容疑者Xの献身」で湯川が石神と友人となるきっかけの問題として登場するので、一部の人には結構知られています。

そのきっかけだけかと思いきや、実は深い意味が隠されていたようです。

というのも四色問題は隣り合う国の色が同じであってはいけないということから、石神と隣人の花岡靖子と一緒になってはいけないとか二人共有罪になってはいけないとか石神的には考えていたようです。

さて、四色問題ですが石神のセリフとして四色問題の証明が美しくないというのがあります。

何が美しくないかというと最終的な証明のチェックをコンピュータを使ったからです。

コンピュータは物理学者などの科学者も仮説を検証するためにシミュレーションの形で現在では当たり前のように使われるものですが、証明の中で使われることはまずないんじゃないかなあと思う。

地図なんて無限に存在しますが、それをパターン化して、法則を見出し、さらにパターンを簡略化しても数千とか数百パターンもあり、人の手じゃ追いつかないし誤りもありそうだから、コンピュータを使用したようです。

やり方があってればその計算というかチェック法は追っていけるので、それが合っているかどうか検証も追跡でき、まあ問題はないようですが、当時(今はどうか知りませんが)はこの証明法について大分物議を醸したようです。

自信を持ってハーケンが発表したら、聴講者は冷たい反応だったとか。

否定はされず結果は受け入れられているようですが、酷い数学だとも言われいている。

ちなみに手計算のところも含めて論文は700ページ以上とのこと。

フェルマーの最終定理やABC予想もそうですが、最近の論文は数百ページとかにも及ぶのが多々あるみたいですね。

この本の内容はその歴史も含めて、序盤は比較的簡単なので詳しく説明してくれており、一般の人でも理解できますが、終盤は最小反例とか可約配置とか還元障害とかわかりそうでわからない用語も出てくるし、難しいということもあるのでわかりにくくなってます。

その数学的なところは置いておいたら、十分読めるし、面白かったです。

違うアプローチ方法が生み出されたら、もっとエレガントな証明方法が出てくるかもしれない。

フェルマーの最終定理もモジュラー曲線とか超難易度が高い証明になってますが、もし以前に書いたABC予想がいい具合に証明されたら、それを使用すれば簡単に証明することができます。

一度証明された問題に取り組む人は非常に少ないと思いますが、石神のように美しくないということで新たな証明方法を生み出そうと頑張ってくれる人が出て、エレガントな証明が出てきてくれることを期待してます。

posted by 士季 at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月05日

日本の苗字

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日本の苗字という本を読みました。

この本は都道府県別で、最多トップ10、ゆかりのある苗字10、難読珍姓の苗字10を紹介している。

苗字は少なくとも10万種類以上はあるらしい。

読み方とか同じような漢字(斎藤、斉藤など)を別にするならもっとあるらしい。

また日本の三大苗字は佐藤、鈴木、高橋です。

私の苗字はレアではありませんが、そこまでも多くないのでトップ10入りする都道府県はないだろうと思ってました。

またゆかりのある苗字ということなら、武蔵七党の1つに数えられるため、そこで紹介されるだろうと思ったら、予想通り埼玉県で紹介されてました。

そのまま読み進めていたら、なんと宮崎県で私の苗字が9位でランクインしてました。

結構びっくりした。

最多の苗字はその都道府県にゆかりのありそうなのが多く、山が多い都道府県では、やはり山や木編がつく苗字が多いそうです。

さて、珍姓の方ですが、読めるけどこんな苗字あるのかという感じでちょっと紹介してみます。

美女(びじょ):山形県

川童(かっぱ):岩手県

一二三(ひふみ):宮城県

螻(けら):東京都

同姓(どうせい):長野県

一本槍(いっぽんやり):長野県

穴虫(あなむし):石川県

二三四(ふみし):福井県

変わってますねえ。川童なんて泳ぎが上手だからご当主さんがお前の苗字は川童にせいとかいってつけられた苗字とか。。。

次は簡単な感じだけど読めない苗字シリーズ。難しい漢字の難読の苗字は省略します。

四月一日(わたぬき):岩手県

七五三(しめ):福島県 →意外と七五三野とか松七五三という苗字も他の県にある

八月一日(ほづみ):群馬県

一尺八寸(かまづか):静岡県

樹神(きがみ・じゅがみ・こだま):愛知県

王来王家(おくおか):三重県

四月朔日(わたぬき、つぼみ):福井県

兄父(あじち):福井県

安心院(あじみ):大分県 →あじむの間違いかなあ。

四月一日とか安心院はアニメなり漫画なりで見たことが有るので知ってましたが他は読めないですね。

一尺八寸は鎌の柄の長さが一尺八寸だからだそうです。

こんな変わった苗字の方々にはあったことはありませんが、こんな苗字の人もいるんだなあとなかなか興味深い本でした。

posted by 士季 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする