2009年12月28日

雲漢遥かにー趙雲伝 3巻

Photo 雲漢遥かにー趙雲伝も最終巻です。

これで3回も言ってますが、正史三国志趙雲伝に少し創作を加えているだけなので、非常に短い。

3巻はほとんど創作なしのそのまんまです(黄忠と一騎打ちしているぐらいです)。

漢中争奪戦の際にわずかの兵で塞を守っていたら、曹操率いる大軍が押し寄せた際に城門を開け塞ないに誰もいないように見せ伏兵が居るのではないかと疑わせる空城の計で曹操を退却させ、被害を与えた。

翌朝、劉備は戦いの跡を視察して、「子龍は一身これ胆なり」と感嘆した。

この本や演義では曹操の大軍の前に趙雲一人仁王立ちして対峙するシーンがあるが、当たり前だが正史にはそんな記述はない。

上述の劉備のコメントからこんなシーンがあったとしても不思議ではなく、よりドラマチックで面白いから誇張に表現しているのかもしれません。

この本の主題は趙雲の心の強さで、このシーンを描きたいがために著者はこの本を書いたのかもしれない。

ちょっとだけこの凄さを想像してみた。

研究結果等を発表する際、数十から数百、数千人の前に一人立ってプレゼンをする。

好奇の目にさらされ、下手をしたら悪意を持った目で見られただけで私だったら緊張しまくって全身ガクガクブルブルの状態になるでしょう。

だが、こういうプレゼンの場ではなくスポーツの大会だったら、より多くの人に見てもらっている方がはっきりいってテンションが非常に上がり、興奮してより力が発揮できそうな気もする。

これは単なる自信の有無によって左右されるものだと思います。

では、趙雲の場合はどうでしょう。

殺気だった十万近くの軍勢の前に獲物のように一人で仁王立ち。

まともに戦えば100%死ぬ状況です。

演義の孔明のようにこうすれば相手が100%退くと自信をもっていなければ不可能ではないだろうか。

こんな状態では普通の人なら心が壊れて発狂するんじゃないかなと思う。

それとも数ある死戦をくぐりぬけてきた武人にとっては花の慶次の言うところの「死人」になっているから、なんとも思わないのだろうか。

こう考えると、やっぱり凄いと思えてきました。

演義の方ではなかったと思いますが、この空城の計野少し前に趙雲は数十騎を率いて偵察に出た際に曹操軍の先鋒隊と遭遇しさらに本隊に囲まれてしまったが、突進して戦いぬけた。

ここで曹操軍は一度負ける(大軍が数十騎に負けるって・・・それだけの被害を受けたということか)も、盛り返して趙雲の部下張著は負傷して囲まれたが、趙雲はとって返した張著を救い出したと言う。

曹仁が周喩の大軍に囲まれた牛金を助け出した話でその勇猛ぶりをたたえられたが、それをはるかに勝る働きだったのではないかと思う。

だが、この本にも前述した演義にも張著を救い出すシーンはなぜかない。

不思議です。

また、この本では第1次北伐後に引退を表明している(正史では第1次北伐後は特に記述はなく、229年に逝去したとある)。

そのときに孔明が趙雲に「よくこそ」とか言って今までありがとうございましたみたいな感じでお礼を言っている。

大き目のコマで「よくこそ」となんか聞きなれない言葉が出てきたので気になった(こんな大コマだから間違いではないだろう)。

単純に考えるなら「よくこそ」は「ようこそ」だろう。

「よう」は「よく(良く、善く、好く)」のウ音便。

「こそ」は前にくる語を強調する助詞。

だから「よくこそ」は良いの最上級、つまりbestだろうか。

最大限の感謝の意と解せばいいような気がしてきた。

総括して、この本を表するなら、正史を正確に表現し所々に創作を加えた結構な名作で、趙雲好きの人には読んでもらいたい作品です。

ただ、やはり惜しむらくは画がしょぼい、それだけ。

良い作品でした。

ちなみに前にも書いたかもしれませんが、雲漢というのは天の川のことです。

漢という字だけで、水のない川、天の川を意味するようです。

趙雲という漢(おとこ)という意味もあるのでしょう。

なぜ漢をおとこというのか(漢をおとこという意味で使う言葉:巨漢、痴漢など)

調べてみると、

「古代の北方少数民族を漢族と称し、その男子を'漢子'と称していました。後世そこから転じて男子を漢と呼ぶようになる」

とありました。

趙雲について

そもそもちくま文庫の正史三国志は全8巻あるのですが、蜀は1巻だけです(魏が4巻、呉が3巻)。

というのも蜀には史官という役職がなかったので、歴史が国として記録されていなかったためだと言われています。

そのため、蜀の関羽、張飛、趙雲といった超有名人の生年がわからないというおかしなことになってます。

趙雲伝はわずか6ページほどしかない(さらに裴松子の注を除けば23行しかない。基本的に武人はどこどこを攻めとったとか敗北したとかしかないから短い)。

だいたい三国志演義は蜀を贔屓にしているため、蜀の人物については誇張して書かれている。

関羽は顔良を殪したけど、文醜は倒してないし、孔明のあんな神算鬼謀なんてない。

が、趙雲についてはほとんど正史そのままの活躍をしている(文醜との一騎打ちとかぐらいか)。

きっと付け加える必要もなく、趙雲は人として優れた人物で、むしろ付け加えるのが失礼だぐらいに羅貫中は思ったのかもしれない。

その割には趙雲は位としては結構低めなのではないかと思う。

いわゆる五虎将軍の中では一番下だ。

陳寿の評では黄忠と同レベルの評価(黄忠とまとめて評価している)。

さらに蜀の晩年に功績のあった五虎将軍に諡号を劉禅が送っているが、趙雲は他の4人の一年後に追贈されている。

基本的に親衛隊のような仕事が多かった(入蜀前まで)からかなあと思う。

それに対して、黄忠は魏の宿将夏侯淵を討ちとっているから位が高いのかもしれない。

それでも、劉禅にとっては命の恩人なのだから、他の4人に憚ったとしてもその死後にもっと位をあげてやってもよかったのではないか思う(諡号の順平侯というのは趙雲の生涯を現した素晴らしい諡号ですが)。

posted by 士季 at 12:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 三国志 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月25日

Yahooオークション

10年前の本を探していて本屋にはなく、またamazonでは中古本1円で売っている程度でした。

以前に1円ではないですが、amazonで中古本を買ってみましたが、状態が良いと書いていても結構黄ばんでいたりとちょっと微妙でした。

で、今回のはインターネットで検索してみるとYahooオークションがひかかったので、それでトライしてみた。

ちなみに6巻セットで1200円でした(希望が)。

写真で6冊並べて表紙を映している写真が載ってましたが、なんとなく状態はよさそうなので、入札しようと思いました。

とりあえず、オークションの鉄則かどうかは知りませんが、ぎりぎりで入札してみることにしました。

ところが余裕をぶっこいてゲームをしているといつのまにか期限が切れてしまいゲームオーバー。

このオークションは打ち切りました(入札者0)と表示されていて、しまったと思ったのですがほんの数分後にもう一度開始されたので、そのまま直後に入札した。

そのまんま一週間放置して期限が切れた後に見てみると落札しましたと表示されてました(入札者一人)。

そんなに有名な本?でもないので競争相手が居なかった訳です。

落札後は当事者同士でメッセージのやり取りみたいな感じで、入金方法や発送等を決めます。

入札直後に出品者からメッセージが来て、入金方法についての通知が来て、その際にクレジットカード払いができたので、即座に入金してその後、入金したので下記の住所に品物送ってくださいというメッセージを出した。

そうして2日後(昨日です)に品物が届き、入金を確認しましたというメッセージも届きました。

中身を見てみると、1冊1冊が袋に入れられていて、ほとんど黄ばんでおらず良い状態でした。

商品を受け取った後、落札者は品物の状態や対応について出品者の評価をする必要があります。

それに対して出品者も落札者の対応を見てなんか評価をするみたいです。

評価と言っても、「非常に良い」「良い」「悪い」「非常に悪い」くらいだったと思います。

で、「非常に良い」「良い」だとなんか1ポイントつくみたいです。

ポイントが高いほど良い取引相手だということなのでしょう(ちなみに今回の出品者のポイントは1100ポイントくらいでした)。

今回が初めてのオークションでしたが、なかなか良い取引だったと思います。

ちなみに品物1200円+送料320円+手数料(仲介料?)108円だったと思います。

今後もちょっと古めで、amazonで新品が売っていないような場合はオークションに手を出してもいいかなあと思いました。

posted by 士季 at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月20日

白川静さんに学ぶ漢字は楽しい

Photo 「白川静さんに学ぶ漢字は楽しい」を読みました。

白川静さんは漢字研究の第一人者です。

漢字がもつ意味を研究する本義研究は後漢時代の許慎の「説文解字」(タイトルを並べ替えると文字解説となる)に始まり、それを聖典として研究が進んでいたようですが、白川先生が甲骨文や金文(青銅器に鋳られたり、刻まれたりしている文字)を研究して改良し、新しい漢字学の体型を作り上げた人物です。

許慎の時代には甲骨文や金文は地中に埋まっていて、せいぜい秦の時代の小篆しかなかったので、甲骨文が発見されたからというもの、間違いが多く見つかった模様です。

また、白川先生の名前は宮城谷氏の著書に頻繁に出てきます。

宮城谷氏の著書には難しい言葉がいっぱい出てくるので、それは白川先生の著書の中にあるのかと思い、著書「字統」を読もうとAmazonで調べてみると2万円だったので断念。

それでこのたびこの本が文庫本で出ていたので買ってみた。

甲骨文字を見ると、本当にこれが今の漢字となったのかと疑問に思うところも多々ありますが、非常に面白いものです。

2つほど紹介します。

1つ目は「友」という字です。

この漢字の「ナ」だけで右の意味です。下の「又」も右手です。

そういうことで「又」の音読みはユウです。

つまり「友」という字は手を2つ重ねた形で、おのおのの手をもって助ける友のことを意味するようです。

良い漢字です。

2つ目は私の悪友の名にある「真」という字です。

本義を知ればつけようとは思わない字です(ご愁傷さまです)。

真の旧漢字は「眞」です。

分解すると、「匕」と「県」です。

とりあえず、「県」という漢字は宮城谷氏の本の中でもありましたが、人の首をさかさまにかけている字です。

下の小というのが川みたいなかんじで髪の毛が下に垂れているのを表しているさまです。

確か記憶によると、国境に敵がやってこないように人の首を国境沿いに木にぶら下げていたとか。

そういうことから、その木につるされた人首に囲まれた中の領地を「県」といったとかと読んだような気がします。

次に「匕」の部分ですが、古代文字で見ると、人が倒れている姿を現しているそうです。

そういうことから「真」の意味は人が死んで倒れているさま、つまり横死者や不慮の災難で行き倒れとなってしまった死体を意味するそうです。

死者はそれ以上は変化しない(腐っていきそうな気がしますが)、つまり永遠のもの、真の存在ということで「まこと」という意味になったそうです。

こんな感じで非常に面白いもです。

私の名前にある「季」とう字が載っていなかったのは残念です。

この本を読んで、もともと漢字が好きだった私としてはより興味深く楽しいものになりました。

これを読めば、漢字とはたった一文字で意味をあらわしている凄い表意文字であることがわかり、偉大さが多少なりともわかると思うので読んでもらいたい本です。

posted by 士季 at 19:38| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月19日

Windows7

Windows71 ついにWindows7のノートパソコンを買ってしまった。

XPのノートパソコンを持っているのにも関わらず。

基本的にWIndows7の特徴はVistaに比べて起動が速いだの、互換性があるようになったのだのとまあいろいろありますが、最大のポイントはタッチパネルで操作ができるようになった点だと思います。

そこでWindows7を買うならタッチパネル対応のものじゃないと意味がないなと思ってました。

うちの会社の社内製品にあり、またボーナスも出たこともあってついつい買ってしまいました。

社内製品なので、普通の価格より3万円ほど安いです。

また、なんかクリスマスフェアとか言って、メモリ増設が無料だったりとなかなかの特典です。

ちなみにスペック的には

Windows7 Home Premium 32ビット

Celeron900(2.20GHz)

メモリ4GB

HDD:500GB

光学ドライブ:スーパーマルチ

当然無線LANもろもろがついて、約10万円です。

CPUがDual Coreではないのですが、Dual Coreにすると数万高くなるのでやめました。

Windows72 ちなみに携帯にみたいにディスプレイの部分を回転させてタッチペンで操作することも可能です(左図)。

マウス使わずにタッチペンで直にクリック(正確にはクリックではないのか?)ができるので、かなり楽です。

ちょっと右クリックをスムーズにやるにはもう少し慣れが必要です。

また、Vistaにはあんまり互換性がなくXPやそれ以前のゲームをプレイできなかったりすることがありました。

その欠点を克服するためにWindows7ではXPモードやらがあり、そのゲームをやるためにはXPのエミュレータみたいなものを立ち上げてそこでプレイするといった感じで、XPのソフトを動かすことができるとどっかで読んだような気がします。

が、このXPモードですが実は、Windows7のProfessional/Enterprise/Ultimateのみに提供されていて、基本的なHome Basic や Home Premiumにはない・・・。

これではXPのソフトが使えないじゃないかと思うが、心配すること勿れ。

マイクロソフトのサイトからWindowsバーチャルPCというソフトをインストールして、さらに、
新しくできた仮想PC上に、手持ちのXPのCDを使って、XPをインストールするとできるらしい。

まだ試してませんが、そのうちやってみようかと思います。

posted by 士季 at 19:36| Comment(0) | TrackBack(0) | PC&WEB | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月13日

体重過去最高・・・

久々に体重を量ってみた。

小山に居たときに比べたら通勤時間とかでよく歩いているし、あの頃は夜遅く帰っても晩飯を食べていましたが、今はほとんど晩飯を食べてません(18時くらいにカロリーメイト半箱分食ってるぐらい)ので、多少減っているかなあと少し期待してました。

結果は表題のとおり、体重を量った中では過去最高です。

小山に居た時は量ってないのでわかりませんが、悲しい現実です。

今日は確かに晩飯のボリュームを多すぎたような気がしますが、それでも重い。

太った原因を考えてみると、小山のときと比較すると・・・なんだろ?

ストレスがたまりまくっているせいで、体が危機反応を示しエネルギーを蓄えようとしているのだろうか?

そうだとしたら小山に居た時もかなりストレスたまりまくっていたと思うので、微妙。

むしろその状態がずっと続いているとか。

そもそもそんなことがありえるのかどうかもわからないので他の要因を考えてみた。

睡眠時間。

小山に居た時は平均で6~7時間。

今は5時間。

で、睡眠と肥満について調べてみると、米国の研究結果で下記のものがあったようだ

「米国の研究では平均睡眠時間が7時間半の人が一番やせやすく、それを基準にすると、4時間以下の人は73%、5時間の人は50%も太りやすいという結果が出ています」

人の食欲は、食欲促進ホルモンの「グレリン」と、食欲抑制ホルモンの「レプチン」で制御されている。睡眠時間が短いと、「グレリン」が多く分泌され、「レプチン」が効かなくなる。その結果、食欲を抑えきれずに過食になるという。
参考:「やせる睡眠」「太る睡眠」あなたはどっち?

睡眠不足というよりはやはり基本は食べ過ぎが原因のようだ。

というかストレスも同じような気がしてきた。

よくよく考えたらなんだかんだで、飴やらなんやら喰いながら仕事をしているような気がしてきた。

かといって、寝たいけど仕事があって帰れないので睡眠時間を確保できない。

睡眠時間を確保しようとレオパレスを近くに変えてくれと訴えたが今のところは反応なし(社長に訴えてOKみたいな感じで総務のほうにいったまま何ノ反応もない)。

後は前向きに考えると、最近筋トレしだしたから筋肉量が増えたとか。

が、たった1カ月でそんなに増えるとは思えない。

そもそもこんな過労な状態で筋トレやダイエットをしている時点でおかしいのかもしれない。

まだ続ける元気はあるので続けますが・・・

なんか今年は愚痴やら文句ばかり書いているような気がしてきた。

posted by 士季 at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 肉体改造計画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする